職業訓練

雇用保険(失業保険)をもらいながら求職者支援訓練に通うメリットデメリット

職業訓練は大きく「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」に分けられます。この2つには以下の違いがあります。

  • 公共職業訓練の対象者は雇用保険受給資格がある人
  • 求職者支援訓練の対象者は雇用保険受給資格がない人

という受講する対象者の違いです。

しかしこれは原則であり、雇用保険受給資格の有無にかかわらず公共職業訓練と求職者支援訓練どちらを受講することも可能です。実際に僕は雇用保険受給資格がありますが求職者支援訓練に通っています。

今回は僕のように原則通りではなく、雇用保険(失業保険)を受け取りながら求職者支援訓練に通った場合のメリットデメリットをお伝えしていきます。

「雇用保険受給資格者は、雇用保険優先で求職者支援訓練は受けられない」とハロワークで案内されたと言うコメントをいただきました。雇用保険受給資格者が求職者支援訓練を通えるかどうかは場所によって違う可能性があります。可能かどうかはハローワークで確認する様にお願いします。

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【前提】雇用保険受給資格者でも求職者支援訓練に通うことは珍しくない【都道府県によるかも?】

メリットデメリットの前にまず雇用保険(失業保険)を受け取りながら求職者支援訓練を受講するは珍しくないということを伝えておきたいです。原則の対象者からは外れていますが、そんな人たくさんいます。

現に僕が受けてるプログラミングの求職者支援訓練でも、受講者10人に対して雇用保険受給資格者は6人です。むしろ「主の対象者以外>主の対象者」という状態です。

なので職業訓練のコースを探す時は主の対象者は気にしすぎないようにしてください「雇用保険受給資格があるから公共職業訓練しか受けれない」逆に「雇用保険受給資格がないから求職者支援訓練しか受けれない」と思い込む必要はありません。受けたい訓練があればハローワークの人に相談しましょう。

場所によって雇用保険受給資格者が求職者支援訓練を通えるかどうかは違う可能性があります。可能かどうかはハローワークで確認する様にお願いします。

雇用保険(失業保険)をもらいながら求職者支援訓練に通うことのメリット

まずメリット。ぶっちゃけあんまないのですが、上げるとすれば以下です。

メリット
  • 職業訓練受講給付金がないからサボりやすい
  • 雇用保険(失業保険)が切れたら職業訓練受講給付金に切り替えられる

職業訓練受講給付金がないからサボりやすい

雇用保険受給資格のない人が職業訓練を受ける場合、所定の条件を満たすことで月10万円もらえる職業訓練受講給付金(以下、給付金)という制度があります。これは雇用保険(失業)と合わせてもらうことができません。

給付金の支給条件の1つに

全ての訓練実施日に出席している
引用:職業訓練受講給付金(求職者支援制度)

というのがあるため給付金がほしい雇用保険受給資格のない人はそうそう簡単に早退遅刻欠席ができません。大事な給付金もらえなくなりますからね。

しかし雇用保険(失業保険)を受給してる人は、そもそも給付金もらってないので、早退とか欠席したところでお金の心配をする必要がありません。そういう意味ではどうしてもプライベートを優先させたいって時に欠席したり、早退遅刻したりしやすいです。

1度訓練中の週末に離島に旅行に行った際、帰りのフェリーが欠航となり月曜日の訓練を欠席せざるをえなくなったことがありました。僕は給付金をもらってないのでただ休みの連絡を入れただけで終わりましたが、もしこの時、給付金を受給していたら証明書をもらいに行ったり、給付金がもらえるかどうか心配したりちょっと面倒くさかったかもしれません。

「最悪サボれるぞ」と思えるのは結構心理的にラクです。まあ、サボりすぎると訓練を退校になる可能性はありますけどね…

雇用保険(失業保険)が切れたら職業訓練受講給付金に切り替えられる

雇用保険(失業保険)の受給期間が終わってもまだ職業訓練が続いてる場合、先ほど書いた職業訓練受講給付金を受給することができます。(条件を満たしていれば)

雇用保険(失業保険)から給付金に切り替えれるということです。

なので雇用保険(失業保険)がなくなっても安心です!ただ同時に最初の「職業訓練受講給付金がないからサボりやすい」というメリットは消えます。

訓練期間中に雇用保険(失業保険)が切れたら職業訓練受講給付金にもらおう職業訓練には大きく分けて 公共職業訓練:原則、雇用保険受給資格(※)がある人が受ける訓練 求職者支援訓練:原則、雇用保険...

雇用保険(失業保険)をもらいながら求職者支援訓練に通うことのデメリット

続いてデメリット。

デメリット
  • 給付制限の解除がない
  • 雇用保険(失業保険)受給中は交通費がもらえない

給付制限(待機期間)の解除がない

自己都合で退職した場合、雇用保険(失業保険)を受け取るまで原則3か月の給付制限(待機期間)があります。つまり3か月間は雇用保険がもらえません。

しかし雇用保険受給資格者が公共職業訓練を受講した場合、3か月の給付制限(待機期間)が解除され訓練期間中ずっと雇用保険(失業保険)が受け取れるようになります。これは雇用保険受給資格者が公共職業訓練を受講する最大のメリットです。

ところが残念なことに求職者支援訓練だとこの給付制限(待機期間)の解除はありません。ちゃんと3か月待ちます。なので就労してない程度のバイトをしない限りガチのマジの無収入状態が続きます。貯金を切り崩す生活に突入するので余力がない人には割と厳しいです。

雇用保険(失業保険)受給中は交通費がもらえない

これもまた比較なのですが、雇用保険受給資格者が公共職業訓練を受講した場合、受講手当やら交通費やらが雇用保険(失業保険)とは別でもらえます。

しかし、求職者支援訓練を受講中は本当に雇用保険(失業保険)以外は何ももらえません。メリットで述べた「職業訓練受講給付金」に切り替わったら交通費もらえるんですけどね。

つまり何が言いたいかというと雇用保険受給資格者が求職者支援訓練を受講する金銭的なメリットはあんまりないということです。お金だけを考えるなら雇用保険受給資格者は100%公共職業訓練に行くべきす。

公共職業訓練ほどメリットは大きくないけど受けたい訓練があるなら求職者支援訓練を選ぶのもアリ

今回比較したように雇用保険受給資格者にとってメリットが大きいのは完全に公共職業訓練です。

しかし公共職業訓練と求職者支援訓練では開講しているコースが違います。あなたが受講したいコースが公共職業訓練であればそれが最高ですが、中には受けたいコースが求職者支援訓練にしかないというこもあるでしょう。

金銭面ばかり考えて不本意なコースを受けることは本末転倒です。お金ももちろん大事ですが本当に受けたいコースがあるならば金銭面ばかり考えず公共職業訓練か求職者支援訓練かどうかは気にせずに飛び込むべきと思います。

POSTED COMMENT

  1. 浪人 より:

    原則だと分かりにくく、諦めてしまいそうになる、訓練について実体験による分かりやすい説明でとても役に立つ内容でしたよ。ありがとうございます❣

  2. ガスト より:

    こんにちは
    先月会社都合で退職し、3か月間月5万円ほど失業保険を貰えると思います。公共職業訓練を受講するつもりですが、求職者支援訓練の方が、月10万円給付があり、よかったんでしょうか?

    • おりょう より:

      コメントありがとうございます。
      月5万だと確かに悩みそうですね…
      何ヶ月の訓練に通うかにもよるかと思うのですが、10万の給付金の条件を満たしてるなら求職者支援訓練を受講した方がトータルでもらえるお金は多いかもしれません。
      ただ公共職業訓練も受講中は失業保険が延長されますし、手当てや交通費ももらえるので会社都合の退職で失業保険の待機期間がないとしても、公共職業訓練に通うメリットは大きいです。
      ご事情を知らないので勝手なことは言えませんが、あんまり金銭的なことは考えすぎず受けたいコースがある方を受講するのが良いと思います。

      • ガスト より:

        おりょうさま、お返事ありがとうございます。
        実は、今日、公共職業訓練校の選考日だったんです。
        そこで、求職者支援の給付を受けながら通う人・・・
        の話があって、2通りあるのだと知りました。
        試験が終ってからハローワークに行って、「できれば求職者支援を受けたい」
        と申し出たのですが、「雇用保険受給資格者は、雇用保険優先で求職者支援訓練は受けられない」 と言われてしまいました。(T_T)
        住んでいる都府県によって、違うのでしょうか?
        6月末で退職して、8月から3か月間の訓練なので、あまりメリットがないですね。1か月多く受給できることを期待しています。
        まだ、合格とは決まっていませんが (;’∀’)

        • おりょう より:

          ハローワークの人が言うのなら都道府県によって雇用保険受給資格者が求職者支援訓練を受講可能かどうかは異なるのかもですね。すみません。全く知りませんでした。僕が住んでる札幌がそうだったのでてっきり全国どこでもそうなのかと思っていましたm(_ _)m
          それかもしくは「雇用保険受給資格者でも求職者支援訓練は受講できるけど、職業訓練給付金(月々10万円の給付金)は失業保険を受け終わった後からしかもらえませんよ」って意味なのかもしれないです。直接聞いてるわけではないのでなんとも言えませんが…
          とは言え公共職業訓練通って通常より長く失業保険がもらえるだけでも大きなメリットだと思いますよ。合格してることを願ってます!

          • ガスト より:

            おりょうさま
            ありがとうございます。
            今日、離職票が届いたので、早速明日ハローワークに行って来ます。
            少しでも早く手続きした方が、良いかと思います。
            訓練が8月3日から11月4日までなので、受給が11月4日まで延びますね(^^♪
            失業保険の給付資格があるのに、気付かない振りをして、求職支援者訓練に申し込んだらよかったかも。(;’∀’)
            実際、つい最近まで、自分が給付資格者であること、求職者支援訓練があること、知らなかったんです。(;’∀’)
            失業保険を貰い終わってからだと、求職者支援訓練を受けられるかも知れないですね。
            いろいろ勉強になりました。有難うございました。m(_ _)m
            まだ、合格してませんが、行く気満々です。

  3. 迷い子 より:

    現在、失業保険受給中の者です。職業訓練に応募して合格したのですが、訓練中は欠席した場合、証明書を提出しないと欠席した日の失業保険は受給できないのでけっこう大変な気がしてます。求職支援訓練の場合、給付金を貰う方は証明書を出さないとだめだとの事なので、逆に、失業保険受給者は就職支援訓練の受講にあたり欠席した場合に、失業保険は欠席した日も関係なく受給できるという事でしょうか?
    そうであるならば、失業保険受給者が職業訓練ではなく就職支援訓練を受講するメリットの一つかも知れません。

    • おりょう より:

      合格おめでとうございます!

      僕の経験だと失業保険もらってる間の求職者支援訓練は休んだとしても何も証明書など求められませんでしたよ。本当に小さなメリットですけどね(笑)

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