【染め方解説】黄ばんで汚れた白TシャツをRITで青色に染めてみた

どうしても落ちない服の汚れってありますね。

何回洗濯しても落ちないやつ。

もう特に白Tシャツなんて落ちない汚れがついたら終わりじゃないですか。

白い服の汚れはとにかく目立つしもう外に着て歩けたもんじゃないですね。

そんな汚れが落ちない白Tシャツが私にも最近でできてしまいましてそれがコチラです。

黄ばんでる~~~!!!!

はい。このように首元にみっともない黄ばみができてしまいました。結構気に入っていた服だっただけにショックです。

こんだけ黄ばんでるとさすがに外に着ていくことができないのですが別にヨレヨレになってるわけではないので捨てるのはもったいない。

ということでいっそのこと別の色に染めたら黄ばみも隠れるだろうと思いましてRITのパウダータイプという染料を購入して自分で染めてみました。

RITのパウダータイプを使った染色方法をお伝えしてきますので服を染めてみようかと考えている人の参考になれば幸いです。

RIT(パウダータイプ)で染められる服の素材

rit の外箱
英語がたくさん書いてある・・・
  • 染められる素材:天然繊維(絹・羊毛・綿・麻など)、レーヨン、ナイロン、アセテート、ポリウレタンなど
  • 染められない素材:ポリエステル・アクリル100%の服(混物なら薄く染まる)
  • 1袋で染められる服の量:Tシャツ4枚分(布500g分)

参照:マックスポイント公式ページ

今回染めるのは綿100%の白いTシャツです。

RIT(パウダータイプ)で染める前に準備するもの

ritで準備するもの
鍋が無かったのでジモティーで500円で買った
[box05 title=”RITで染めるために準備するもの”]
  • RIT染料パウダー:1/4箱
  • 熱湯(70℃以上):250mL
  • お湯:2.75L
  • 食塩:約60g
  • 染色時の粉洗剤:約4g
  • すすぎの粉洗剤:少々
  • 溶け残し防止用のろ紙:コーヒーフィルターなど(今回は100均の油こし紙で代用)
  • ゴム手袋
  • 染料を溶かす用の容器:ボウルなど(今回はペットボトルで代用)
  • 鍋:火にかけて熱湯で服を染めるため火に通せる容器が必要
  • 熱湯につけた服を混ぜるもの:今回は菜箸を使用
  • 新聞紙:作業中周りに染料が飛び散るのであると便利
  • 定着材:必要に応じて使用:今回は未使用
[/box05]

RIT(パウダータイプ)を使って服(Tシャツ1枚)を染める方法

RITの日本語説明書
日本語の説明書もあるので安心

①:染めたい服は洗って濡らしておく

RITで染める服をあらかじめ濡らしておく
水につけると黄ばみが際立つ

まず染める前に染めたい服を水に濡らして軽く絞っておきます。

②:染料を250mLの熱湯(70℃以上)で溶かす

RITかくはん用のペットボトル
ぱっと見ファンタグレープ

次に染料を溶かすために染料(1/4箱)を熱湯(70℃以上)250mLに溶かしていきます。

溶かすための容器は何でもいいですがボウルなどだと周りに飛び散ると思ったので今回はペットボトルで代用しました。

ペットボトルだとこのように激しくシェイクできるうえ周りに飛び散らないため非常にグッドです。

ただ万が一蓋のしめが甘いとぶちまける危険性があるのでしっかりふたを閉めたことを確認してシェイクしましょう。

③:②の染料を溶け残しが無いようにろ過する

RITをろ過する
コーヒーフィルターとかの方がろ過しやすいかも

溶け残しがあるといけないのでろ過していきます。

今回、ろ過した染料を入れる容器にもペットボトルを採用したのですが口が小さすぎて結構周りにこぼしてしまい下に新聞紙を敷いたにもかかわらず作業場だった風呂場が汚れてしまいました。(早めにシャワーで流せば汚れは落ちます。)

これは非常に萎えたのでろ過した染料を入れる容器は口が大きめのものが良いかもしれません。

④:③のろ過した染料に食塩(約60g)と粉洗剤(約4g)を混ぜる

RITに混ぜる塩と洗剤

ろ過が終わったら洗剤4gと食塩60gを染料に混ぜていきます。

RITに塩と洗剤を投入
塩と洗剤が混ざった

ろ過し終えたペットボトルに入った染料に洗剤4gと食塩60gをいれて

再び狂うようにシェイクします。

ペットボトルは激しく混ぜることができるので混ぜ残りが少ない気がしてよいです。

⑤:2.75Lの熱湯(70℃以上)に④の染料を入れて混ぜる

服を染めるための鍋
3L以上は余裕で入る大きめの鍋がおすすめ

染料がしっかり溶けたら、鍋に張った熱湯(70℃以上)に混ぜていきます。

RITをお湯に溶かす
見た目がヤバイ

染料を入れると澄んでいた水が一瞬で絵にかいたような地獄絵図になりました。

しっかりと混ぜたら、いよいよ服を入れて染めていきます!

ウール、絹等の動物性繊維の場合は40℃以上のお湯(2.75L)で混ぜていきます。

⑥:染めたい服を入れて70℃~煮沸の状態で20分混ぜる

白TをRITで染める
白T・・・バイバイ・・・

グツグツと煮えたぎった鍋に服を投入します。

全体がしっかりと染まるようにクルクルとかくはんしたり服を沈めたりして均一に染まるようにしましょう。だいたい熱湯(70℃~煮沸)で20分かくはんします。

ウール、絹等の動物性繊維の場合は20分~30分混ぜます。

⑦:色が出なくなるまで水洗いとすすぎ

RITで染めた服を水洗い
全然透明にならない

20分かくはんし終えたら水を何度か変えつつ水が透明になるまで水洗いします。

最初のうちは水を変えても直ぐに染まってしまいますが繰り返し水を変えていると段々と色が落ちなくなってくるので根気強く頑張りましょう。

⑧:洗剤を加えて再度洗う

RITで染めた服を洗剤で洗う
全然透明にならない

水洗いで色が落ちなくなったら洗剤を少々加えてまた洗っていきます。

洗剤を加えることでせっかく透明になった水が嘘のようにまた染まります。

せっかく水洗いしたのにとやや落ち込みますがここも根気よく頑張りましょう。

水が透明になったらすすいだら染色完了です。

だいたいここまでで2時間弱かかりました。

⑨:陰干しする

染め終わった服
パッと見綺麗に染まったっぽい

最後は乾くまで陰干しして乾くのを待ちます。

乾いた後最初の洗濯は色移りする可能性があるので他の衣類は入れないことをおすすめします。

まとめ

RITで染め終わった服
乾いたら若干の色むらが

染色して乾いたTシャツがこちら!

裏面に少し薄い色の個所ができてしまいやや色むらがありますが首元にあった黄ばみの汚れは全く分からなりまた外に着ていけるような服にはなったかなぁと思います。

ということで今回はRITのパウダータイプで服を染める方法をご紹介しました。

自分で染めることで色落ちした服や汚れた服をまた切れるようになるかもしれないのでぜひ試してみてください。

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白い服を洗濯したら色移りしたのでいっそのこと黒色に染めました