四国

「お遍路って何?」巡礼の仕方やおすすめの移動手段をご紹介

お遍路って知っているでしょうか。若い方は知らない方も多いかもしれませんがざっくり説明すると徳島・高知・愛媛・香川からなる四国の八十八箇所の霊場(お寺)を巡拝することです。一時期前には元プロ野球選手の清原がお遍路をやってたとかでちょっと話題になったり、「水曜どうでしょう」などの旅番組の企画で芸能人が巡礼したりもしています。

巡礼することで御朱印が頂けるので、御朱印ブームだの言われる昨今ではお遍路をやってみたいと考えている方もいるかもしれません。

実は私はこのお遍路を 22 歳のころにやったことがあります。38 日間歩いて八十八箇所の霊場(お寺)を巡礼しました。とっても大変でしたがとても楽しく達成感のある旅でした。今でも良い思い出として残っています。

そこで今回は私の実体験も交えてお遍路についてご紹介していきたいと思います。お遍路を知らない人にはちょっとでも興味を持っていただけるように、お遍路を考えている方には背中を押せるような記事を書いていきたいと思います。

お遍路とは

簡単に書くと真言宗の開祖である弘法大師(空海)が巡った四国にある八十八箇所の霊場を巡拝することです。

もともとは修行僧が修行をするために巡るものだったそうですが、今ではそういった修行、信仰心で巡る人のほかにも、健康祈願や自分探し、すべて回ることで願い事が叶うなんて理由で巡る人もいます。

私の場合はお遍路をした理由がどれにも当てはまらずホントなんとなく、歩き旅がしたかったのと、四国をゆっくり回ってみたかったっていう旅行気分で巡礼をはじめてました。ただ歩いてるといろいろと考えるのでしいて言えば自分探しだったかもですね。今でも全然見つかってませんが…。

驚いたのが実際に巡礼してみると意外と私みたいに理由なくされている方もちらほらいました。だから私も少し心が楽になりました。ただそういう方の大半は結構何回もお遍路している人で一度行ってみたらはまってしまったというかたばかりでした。はじめの一回は何か理由があって始めたのかも知れませんがその後は単純にお遍路が楽しくなってしまったんでしょうね。

ちなみにお遍路にはまって何回も巡礼をしてしまうことを「お四国病」というそうです。病気にかかってしまうくらい魅力があるそれがお遍路なのかもしれないですね。

お遍路の仕方①

↑の写真のように八十八箇所の霊場(お寺)が四国中に点在しています。山の上にあったり、岬にあったり、街中にあったり、場所は様々です。ここではこの 88 か所もあるお寺をどうやって周ればいいのかをご紹介していきます。

巡礼する順番

八十八箇所の霊場には1番霊場から88番霊場まであるわけですが特に順番に決まりはありません。一番から周らないといけないという決まりはないので適当に2番→70番→5番→みたいな周り方でも問題ありません。なので特にこだわりがなければ自分で行きやすいように周れば大丈夫です。

ただ代表的な周り方は存在するのでご紹介します。

順打ち

順打ちは1番から順番に1番→2番→3番…88番と周っていくお参り方法で開祖である弘法大師(空海)は順打ちで周っているとされていることから最も一般的です。私もこの順打ちで周りました。

お遍路さんが歩く道を遍路道と呼び、遍路道には電信柱や壁などに次に霊場までの道しるべとなるシールが貼ってあります。順打ちではこの道しるべを手掛かりに歩いていけば次の霊場に行くことができるので迷子になる可能性も低く比較的簡単です。

※「打つ」とはお遍路でお参りをすることを意味します。

逆打ち

逆打ちは順打ちの逆のまわり方。つまり88番から順番に 88 番→ 87 番→ 86 番… 1 番と周っていくお参り方法です。

弘法大師(空海)は順打ちで周っていると考えられていることから逆打ちを行うことでより、弘法大師(空海)と出会いやすくなりご利益も大きいと考えられています。

ただ道しるべのシールは順打ち用に張られているので逆打ちの場合は道しるべを参考にすることができません。頼りになるのは地図や人に聞くという手段になるので、かなり難易度の高いお参り方法ではないかと思います。今は Google map を使えばすぐに位置情報がわかっちゃうのでいざとなれば Google map に頼ればいいのかもしれませんがなんか味気ないですよね。

歩きで逆打ちをされている方は本当にすごいなと思っています。

一国周り

これは県ごとにお参りをする方法です。香川県→徳島県→高知県→愛媛県みたいな感じで一県ずつお参りをしていきます。

順打ちをすればほぼこの一国周りというスタイルに近くなるのですが、私が回っているときに一国周りをしているという方には出会わなかったので比較的珍しいお参り方法なのかなと思います。

巡礼をする期間

巡礼をはじめたらいついつまでにすべての霊場を周らないといけないという期間に決まりはありません。一度にすべて霊場を周る方もいますが、何回かに分けて霊場を周るという方もたくさんいました。

通し打ち

順打ちや逆打ちなどお参りの順番に関わらず一度ですべての霊場をお参りする方法です。必然的に長期のお休みが取れた方や定年後にゆっくり回っている方が多かったです。GW などの大型連休に弾丸で車で周るという方も結構いるようで、 GW は周辺のホテルが混んだりするようです。

区切り打ち

一度にすべての霊場をお参りするのではなく何回かに分けてお参りをする方法です。まとまったお休みがない方も多いので区切り打ちをする方はたくさんいました。私が会った中でも神奈川から夫婦で 30 年かけて少しずつ四国に来てはお遍路を続けてやっと今日でおわりなんだよという方もいて、一回ですべてまわるのもいいけど、少しずつ何年もかけて巡礼をするというのもその時その時の思い出がリンクして感慨深いものになるのかなと思いました。

お遍路の仕方②

移動手段

実際に目にした多さのランキングでいえば

1位ツアーバス
2位自動車
3位歩き
4位自転車

でした。それぞれの特徴についてご紹介します。

ツアーバス

ツアーバスはとにかくたくさん見かけました。私が霊場(お寺)について人も少ないからゆっくりしようと思ったら、ツアーバスがやってきてあっという間ににぎやかになってチョットしたら出発してみたいな。私としては来たと思ったらあっという間に去っていく台風みたいな存在でしたね。

ツアーバスを利用されるかたは高齢の方がほとんどで自分の足ではなかなか周れない、足腰が弱い方たちが利用されている印象です。体力がないからお遍路がしたくてもできないという方もいらっしゃるのでツアーバスが出ているのは嬉しいでよね。

調べてみるとツアープランもたくさんあるみたいで一番手ごろで気軽に参加できそうです。体力に自信がない方や移動に不安があるという方におすすめです。

自動車

車も人気のお参り方法で、キャンピングカーやワゴンの後部座席を改造して快適に車中泊ができるようにして周っているという方も結構いました。

車ならお遍路だけでなく、大歩危小歩危や四国カルストなどの山の中にある観光名所も気軽に周れるので一番、柔軟に、かつ効率的に四国観光とお遍路ができます。

スケジュールを気にせずにお遍路だけじゃなく四国観光も併せてしたいという方におすすめです。

お遍路だけを自動車でした場合、かかる目安の日程は1週間程度です。

歩き

私は歩きでお遍路を行いましたが、荷物を全て背負わなければいけないし、約1000キロを歩くわけですからなかなか大変です。僕も生まれて初めて歩くのが辛いと感じました。そして強い雨が降ったりすると、なかなか精神がやられます。

しかし意外と定年を迎えたおじさんたちが多く、元気さに驚きました。ほとんどが男性で女性で歩き出まわっている方はかなり少なかったです。

さらに若者ってなると僕が38日間歩いて覚えがあるのは4人くらいだったとおもいます。若い女性となると2人くらいしか記憶にありません。

辛い面もたくさんありますが、初めて会う人と一緒に歩いたり、分かれて、また再開したりといった出会いが一番あるのも歩きです。不自由なく歩けてまとまった時間が取れるという方には是非歩き遍路がおすすめです。

かかる目安の日程は45日程度です。

自転車

自転車は極端に数が少なかったです。理由はよくわかりませんが、霊場(お寺)によっては、山の上にあるものも、いくつかあるので、こういったものは遠回りをしなければいけないので、もしかしたら歩きよりもつらいかもしれません。5人くらいしか見なかったと思います。

かかる目安の日程は2週間程度です。

まとめ

ここでは簡単なお遍路の説明とお遍路の仕方についてご紹介しました。今回の記事を参考に体力や日程を考えて自分に合った移動手段で是非お遍路をやってみてください。きっと素敵なものや人に出会えるはずです。また別の記事で実際の装備やご紹介していきたいと思います。

お遍路に必要な道具を交通手段別にまとめた記事がこちら↓です。あわせて読んでみて下さい。

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