雑学

「OAR?」オリンピックに個人出場ってどうゆうこと?

2018年の平昌オリンピックが閉幕しました。

日本人選手の活躍が目覚ましく、スピードスケート女子団体パシュートで金メダルを獲得、女子カーリングでは銅メダルをとったり、そのほかたくさんの日本人選手がメダルを獲得し感動を与えてくれました。また試合中の会話やもぐもぐたいむがかわいいなどメダル獲得以外にも連日新しい話題に事欠かない見ていてとても楽しい大会でした。

そんな多くの人が釘付けになったオリンピックを見ていて気になった方も多いかもしれませんが「OAR」という国旗に五輪マークを使用している参加国がありました。男子アイスホッケーで金メダルを取った国ですね。

聞き覚えがない国名だったので調べてみると Olympic Athlete from Russia(オリンピックアスリートフロムロシア)の略称でロシアからのオリンピック選手という意味で、どうやらロシア代表ではなく、ロシアから個人出場している選手ということがわかりました。つまり国としてではなく選手団として出場しているということですね、

…どゆこと?

違いがいまいちわからなかったので、代表選手と個人出場選手の違いについて調べたので、この記事でまとめていきたいと思います。「どうして個人出場しているのか」や「平昌オリンピックより前にもOARのような個人出場選手がいたのか」など掘り下げていきます。

なぜロシア代表ではなく OAR として出場しているのか

ロシアとしての出場を禁止されたから

つまり平昌オリンピックではロシア代表として出たくても出られなかったわけです。出られなくなった原因は国ぐるみでのドーピングが疑われたからです。

2014年のソチオリンピックではドーピングの調査が行われ事実が発覚し、結果として IOC(国際オリンピック委員会)はロシア代表の平昌オリンピックの参加を認めない声明を発表しました。

ロシア代表として出ることは禁止されてしまいましたが、ドーピングをしていないと潔白を証明できる選手のみ個人選手として出場することが認められました。

そのためロシア代表ではなくロシアからの個人の選手として OAR という名の下で出場しているようです。

ロシア代表と OAR の違いは?

とはいっても同じロシア人の選手。具体的には何が違うのでしょうか。国代表選手と個人選手として立場の違い以外に何があるの確認していきましょう。

・ロシア国旗が使えない

オリンピックを見ていた方はお気づきかと思いますが、OAR の選手はロシア国旗ではなくオリンピックの五輪マークを背負って出場しています。

ロシアの国の代表として出場しているわけではないので、ロシア国旗を使えないということですね。選手としてはロシア国旗を背負って戦いたい気持ちがあると思うので辛い部分であると思います。

・ロシア国歌が歌えない

優勝した場合、栄光を称え国会斉唱をします。同じ国の人であれば感動を分かち合い、他国の方は賞賛をおくる大切な行事です。ですがこちらもロシアの国の代表として出場しているわけではないので、ロシア国歌を歌うわけではなく「オリンピック賛歌」を歌うようです。

→禁止されていますが、金メダルを獲得した男子アイスホッケーの選手はメダルの授与式でロシア国歌を歌いました。選手たちも感極まって国歌を歌わずにいられなかったのでしょう。今後この行動が問題視されてしまう可能性もありますが、個人的には目をつむって処分がくだらないことを祈ります。

これまでも個人出場選手はいたのか

私は平昌オリンピックではじめてオリンピックに個人出場という措置があることを知りました。

そこで、過去にも OAR のような個人参加でオリンピックに出場した選手団があるのか調べてみました。

オリンピックの独立参加選手団としての参加

調べてみると過去にも何度か国の代表してではなく個人出場を果たした国がありました。

正式な独立国として認められていない場合や NOC(国内オリンピック委員会)が未設立、IOC(国際オリンピック委員会)の制裁下にある場合は特別措置として平昌オリンピックの OAR のように個人出場ができることがあるようです。

過去に個人参加した選手団

・1992年バルセロナオリンピック:ユーゴスラビアの選手団

・2000年シドニーオリンピック:東ティモールの選手団

・2012年ロンドンオリンピック:旧オランダ領アンティルの選手と南スーダンの選手から構成される混合の選手団

・2014年ソチオリンピック:インドの選手団

・2016年リオデジャネイロオリンピック:クウェートの選手団

それぞれ国家の独立や NOC(国内オリンピック委員会)が未設立などの問題が背景にあり、国としての出場が必ず、個人選手団としてオリンピックの出場を果たしており、すべて共通して今回の OAR のようにオリンピックの五輪マークを背負いオリンピック賛歌を歌うことになっています。

まとめ

平昌オリンピックではじめて個人出場があることを知りましたが、調べてみると意外と過去にも同様の個人での出場選手がいたことに驚きました。まだ最近のリオやソチでもいたなんて完全に勉強不足でしたね。

国歌の問題を背景に国としての何も悪いことをしていない選手たちの出場はかなわなくなってしまうことは非常に悲しいことなので、今後も個人出場などの措置は継続してもらいたいです。

 

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